Excelからインポートする操作をマクロで作成

Access2003では、Excelのワークシートをインポートすることができます。

［ファイル］メニューの［外部データの取り込み］-［インポート］でインポートすることができますが、ウィザードで順番に進めていかなければなりません。

マクロアクションの［ワークシート変換］でインポート用のマクロを作成すると、簡単に取り込むことができます。

参考Access2010以降のインポート操作については、以下の記事で解説しています。

外部データの取り込み（ワークシートインポートウィザード）

Access2003で外部データをウィザードで取り込む方法です。

ここでは、新規テーブルにExcelのシートをインポートします。

［ファイル］メニューの［外部データの取り込み］から［インポート］をクリックします。

［インポート］ダイアログボックスが表示されます。

［ファイルの種類］で［Microsoft Excel］を選択して、目的のブックを指定して［インポート］をクリックします。

［ワークシートインポートウィザード］が表示されます。

［ワークシート］か［名前の付いた範囲］を選択して、［次へ］ボタンをクリックします。

ここでは、［ワークシート］を選択します。

［先頭行をフィールド名として使う］のチェックボックスをオンにして、［次へ］ボタンをクリックします。

［新規テーブルに保存］するを選択して［次へ］ボタンをクリックします。

フィールドにデータ型を指定します。

自動で選択されていますので、確認して問題がなければ［次へ］ボタンをクリックします。

［主キー］の設定をします。ここでは、［NO］フィールドを［主キー］に指定します。

［次へ］ボタンをクリックします。

インポート先のテーブルに名前を付けます。

ここでは、［T_売上］にします。［完了］ボタンをクリックします。

インポート完了のメッセージウィンドウが表示されますので、［OK］ボタンをクリックします。

オブジェクトのテーブルを確認します。テーブル［T_売上］がインポートされています。

インポート操作をマクロで作成（ワークシート変換）

外部データの取り込みをマクロで作成する方法です。

オブジェクトの［マクロ］から［新規作成］をクリックします。

［アクション］で［ワークシート変換］を選択します。

［アクションの引数］には、下のように入力します。

［テーブル名］には、Accessへインポートした時のテーブル名を入力します。

［ファイル名］には、インポート元となるExcelブックの名前をフルパスで入力します。

［範囲］でシート名を指定したい場合は、［シート名］の後ろに［$］または［!］をつけます。省略した場合は、ワークシート全体がインポートされます。

作成したマクロに名前を付けて保存します。

オブジェクトのマクロで保存されていることを確認します。

参考Access2010以降は、インポートやエクスポート操作を保存することができます。

また、それをマクロにすることも可能です。以下の記事で解説しています。

マクロをVisual Basicに変換

また、マクロはVisual Basicに変換することもできます。

［ツール］メニューから［マクロ］－［マクロをVisual Basicに変換］をクリックします。

参考Access2007以降は、独立マクロと埋め込みマクロがあります。

通常の独立マクロであれば、［マクロをVisualBasicに変換］でコードに変換できるのですが、埋め込みマクロは変換できません。

以下は、Accessでのインポート関連の記事です。